医者いらず|竹酢液とがごめ昆布石鹸をはじめとした手作り石鹸の竹のひかり舎

京都大学木質研究所物性制御分野 野村隆哉先生の 文

竹酢液と竹炭について

 最近、木炭や竹炭、それに加えて木酢液や竹酢液の多方面に渡る効用が脚光を浴びている。
 これらの効用は我国の長年の炭焼きの歴史の中で経験的に民間に伝えられてきたものであるが、石油が大量に使われる様になり木炭が使われなくなりこの効用が忘れられていた。
 しかし、化石燃料や近代科学より生み出された合成物が環境汚染や自然破壊など私達の生存を脅かす事態に及んで、自然との共生可能な物に人々の目が向き始めた様である。
 特に、水の汚染は深刻な問題で良質の水が健康には無くては成らない物である事が解って来た。水の分子はH2Oで、この分子が沢山集まって塊(クラスター)を作っている。このクラスターの小さな水は生き物にとって極めて大切である。
 竹炭に含まれるカリウムイオンや竹酢液に含まれる色々な酸は水のクラスターを小さくする働きが有り、NMR(核磁気共鳴装置)で測定すると水道水にこれらを加える事によってクラスターの大きさが1/3程度に小さくなる事が解っている。その結果、皮膚の正面からの水の浸透性が向上し、これに伴って竹酢液などに含まれる有効成分が効果的に作用し皮膚細胞の活性化に役立つのである。
 竹炭や竹酢液に付いてこの効力を如何に有効に利用するか研究が進んでいるが注目すべき作用として竹酢液の殺菌、消炎効果によるアトピー性皮膚炎などのトラブル肌に非常に効果があると言う報告例が多数寄せられている。
 よって竹酢液入りの入浴剤やローション等は大いに期待出来る物である。叉、竹炭は勿論、竹酢液は自然から抽出された天然成分であるので人工的に合成された化学成分に比べると副作用が無く安心して使用出来る物である。しかも環境を汚染しない自然と共生出来る成分として今後も更に多岐な分野に期待が持てるものである。

*著作に「竹の成長」、「日本有用竹類の研究」など多数、木質学研究の世界的権威者です。

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